症状
自律神経失調症には身体に現れるもの、精神的に現れるもの、全体的に現れるものがあります。人により症状の現れ方、度合いは2つ以上同時に出る方もいます。一般的に見られる症状は、下記のようなものがあります。
- 仕事をやる気になっても身体が動かない。
- 通院しているのに一向に症状が改善してこない。
- 疲れているのが分かっているのでゆっくり休みたいのに眠れない。
- 食欲が湧かない、反対に食欲があるのに食べられない。
- 病院に行って、散々検査しても原因がわからないが、めまいや吐き気、頭痛が収まらない。
「不定愁訴」と呼ばれるさまざまな症状が出ているにも関わらず、なかなか原因が特定できないことが多いです。症状は長期に及ぶ場合が多く、次第に周りからの理解も得られなくなってしまうこともあり 治療や生活に困っているという方が増えています。
原因
※自律神経失調症の原因は主に3つのストレスに分かれます。
- 精神的ストレス
- 人間関係・仕事・育児などのでのイライラするストレスで性格・体質により受けやすくなります。
- 肉体的ストレス
- 筋肉コリ・骨・関節のゆがみ・臓器機能の低下によるストレス・肩こり・首こり・腰こりも固くなりすぎると血流が悪くなり精神的ストレスも加わってしまいます。
- 体質的ストレス
- たばこ・アルコール・臭い・化学物質・植物などで身体が敏感に反応してしまい、体内で化学変化するストレスです。
タイプ
- 本態性自律神経失調症
- 生まれつき自律神経が乱れやすい方。低血圧、虚弱体質に悩んでる方に多いとされます。
- 心身症型自律神経失調症
- 自律神経失調症の半数がこのタイプです。症状の現れ方、度合いは様々ですが、周囲の方々に感情、疲労など日常生活の感情を抑制する方に出ると言われてます。
- 神経症方自律神経失調症
- 心理的要因により不定愁訴の症状が現れる。自分の身体の不調に敏感な方に多く見られると言われてます。
- 抑うつ型自律神経失調症
- ストレスの慢性的蓄積により起こるとされてます。頭痛、不眠などの症状を訴える場合もありうつ症状が身体の症状に隠れてしまい発見されないこともあります
自律神経失調症は「交感神経」 と「副交感神経」 の乱れによって起こる病気
交感神経は、活動している時や起きている時に働く神経です。副交感神経は、安らぎをもたらす神経で主に眠っている時やリラックスしている時に働く神経です。近年では深夜まで働く人が増えたりで交感神経の働く時間が長くなる傾向にあります。交感神経の活動時間が長くなるということは、リラックする神経である副交感神経の活動時間が減ってしまうということです。また緊張(ストレス時)に交感神経は活発に働きます。

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