2021年9月19日作成
不眠とは
精神的なストレスや身体的な苦痛などによって十分に眠れない状態を言います。生活リズムの乱れや心配事で寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりする状態は、一時的な不眠です。「不眠症は、」睡眠障害があり根不足になったことで日中の生活に支障が生じている状態です。
日本人の不眠の特徴
5人に1人がこのような不眠の症状で悩んでいるとされています。不眠症は、小児期や青年期にはまれですが、20~30歳代に始まり加齢とともに増加し中年、老年と過激に増加します。男性よりも女性に多いと言われます。
不眠の症状
不眠と一言で言ってもその症状は、人それぞれです。不眠症状は、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4つに分類されていますが、一つの症状だけでなく複数の症状が現れる人もいます。「不眠症」は睡眠障害があり根不足になったことで日常の生活に支障が生じている状態です。
不眠の原因
- 夜更かしによる体内時計のリズムの乱れ
- ストレスや心配事
- 環境の変化などの心理的な影響
- 生活習慣病やうつ病といった病気の影響
- 寝る前の飲酒
- 眠れない時にテレビやスマートフォンを見る
不眠の原因は、1つとは限らず、これらが組み合わさっていることも多いと言われています。
不眠の影響
- 熟睡ができないため疲労が取れない
- 朝起きると気力が出ない
- 日中の眠気が強く残っている
- 注意力や記憶力を要求される作業能率の低下
- 気分が沈みがちになる
- 対人関係に過敏になりすぐに怒りっぽくなる
良い睡眠の効果
- 睡眠中には、成長ホルモンが分泌されます
- 免疫力が増強されて身体組織の修復が行われる
- 日中の情報や記憶が整理・定着されたりする
- 不眠になるとこのような機能が不十分になり身体の不調が現れやすくなります。
不眠の対策
夜、寝られない時、早く寝なければと焦ると余計眠れなくなることがあります。このようなことが続くと今夜も眠れないのではないかと不安に感じるようになり、不眠を引き起こすことがあります。睡眠の正しい知識を身に付けて生活習慣や睡眠環境を見直すことで不眠の改善につながります。
4つのよい睡眠対策
- 良い睡眠のために食事の工夫
- 良い睡眠のために軽い運動
- 良い睡眠のためにぬるめの入浴
- 良い睡眠のために寝る環境づくり
良い睡眠のために食事の工夫
- 規則正しい食事をしましょう
- 朝食はしっかりと取りましょう
- 夕食は就寝2時間前までにしましょう
- 寝る前のカフェイン、タバコ、アルコールは控えましょう
- 寝る前に鎮静効果があるハーブティーを飲みましょう
良い睡眠のために軽い運動
- 適度な運動習慣は寝付きを良くします。
- 夕方にじんわりと汗ばむ程度の運動を30分~1時間しましょう
- 無理をせずに楽しむ感覚で2~3回/週は楽しむ感覚で運動をしましょう
良い睡眠のためにぬるめの入浴
- リラックス効果がある香りの入浴剤を使いましょう
- 40度前後のぬるめのお湯に入りましょう
- 入浴には、30分くらいの時間をかけましょう。
良い睡眠のために寝る環境づくり
- 寝る前にスマートフォンやパソコンのディスプレイを見るのはやめましょう
- 寝る前の寝室の明かりは暗めにしましょう。
- 寝室の温度は26度程度、湿度は、50~60%にしましょう
良い睡眠のために朝起きたら
人の体内時計は、25時間サイクルです。1日は24時間です。朝起きましたら太陽を浴びることで体内時計の1時間の狂いがリセットされます。
漢方薬
睡眠薬とは違って直接に睡眠を誘発あるような働きはありません。不眠が起こる原因を解消することで眠れるようにしていきます。より自然な形で睡眠に導いてくれます。https://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/fumin01.html
はり灸治療
東洋医学では、気血の流れが悪くなると不眠になると考えられています。気血は、酸素や栄養を身体の隅々まで運びます。身体の不要な老廃物は、気血を通して体外へ排出されます。冷えや疲れやストレスなどの様々な要因で気血が滞ると必要な栄養が運ばれなくなり老廃物が体外へ排出できなくなり。自律神経・ホルモンバランスを整えるには、優しい鍼と心地良い温度お灸治療が最適です。