種類
- なかなか寝付けないタイプ
- 夜中に何度も目が覚めてしまうタイプ
- 早朝に起きてしまってから眠れないタイプ
- ぐっすり眠った気がしない タイプ
などさまざまな悩みがあります。東洋医学においては「心」が弱っている状態です。

症状
不眠の主な症状としては、寝つきが悪い・眠りが浅い・夜中に目が覚める・ぐっすり眠った気がしないなどがあります。

身体症状
これらの症状が頻繁に生じると、疲労・頭痛・動悸・微熱・鼻血・肩こり・めまいといった症状がみられるようになります。

精神症状
イライラ・不安感・焦燥感・うつなど精神的な症状も出ることがあります。

原因
不眠は、自律神経の乱れが主な原因です。ストレス反応を起こした状態で寝ても脳は興奮状態にあるため、眠りが浅くなってしまいます。
また「早く寝ないとあしたに支障が出てしまう」などと強迫観念を持つことでかえって寝られなくなってしまうケースもあります。

治療法
不眠の場合、まずは自律神経のバランスを整えることが重要です。
自律神経のバランスが正常になれば、リラックスをしたときに活発化する副交感神経が優位に働き、ぐっすりと眠れるようになります。

ツボ
「失眠(しつみん)」、「神門(しんもん)」、「内関(ないかん)」、「百会(ひゃくえ)」などがあります。

ツボの位置
失眠・・・足の裏、かかとの真ん中にあるツボ

神門・・・手首の横ジワの小指寄りの端にあるくぼみのツボ

内関・・・手首の付け根の中央から指2本分ひじ側にあるツボ

百会・・・頭のてっぺんにあるツボ

東洋医学の治療
東洋医学において、寝つきが悪い場合は「心(しん)」が弱っていると考えられています。
心とは全身に血液を送り出すだけではなく、精神にも強く作用しており、不眠のほかにも手足がほてったり、感情の起伏が激しくなるなど、さまざまなトラブルにつながります。
西洋医学の治療
睡眠薬などの薬によって眠気を誘発させますが、依存性が強いというリスクがあり、体が睡眠薬に慣れてしまうと今度は睡眠薬がなければ眠れない体になってしまいます。薬に頼らない生活にするためにも、まずは心身のバランスを整えましょう。

ストレス が 原因
鍼灸治療によって緩和可能です。鍼や灸による鍼灸治療で自律神経のバランスを整えつつ、マッサージのリラックス効果によって眠りの質を高めます。

セルフケア(おすすめのツボは「失眠」)
おすすめのツボは「失眠」です。失眠とは中国語で不眠という意味で、神経を穏やかにする効果があるといわれています。
いすに座って、片方の手でしっかりと固定しながらこぶしで軽くたたくようにしてマッサージしましょう。

セルフケア(食生活の乱れ)
規則的な食事や、食事内容の見直しをしましょう。

元不眠症の科学者に学ぶより良い睡眠のためのテクニック
不眠は怖い
- 不眠症が他の病気の症状である場合もあります
- 慢性的な不眠症の原因は不安症・ストレス・うつ病です
- 不眠症を改善させるとすべての精神問題が改善されることもあります
- 喘息・アレルギー・胃酸の逆流・パーキンソン病・腎臓病・慢性的な痛みによって不眠症になる人もいます
- 無呼吸症候群・むずむず脚症候群・概日リズムの乱れが不眠症の原因になっていることもあります
- 循環器疾患も慢性的な不眠症の影響
- 不眠症によって仕事中のけがのリスクが高まる
- 睡眠薬は、その場しのぎになりますが問題を完全に解決してくれない
解決策
- 完璧な睡眠環境を整える
- 睡眠スケジュールを決めて毎日実行する
- 運動をする
- 食生活に気を付ける
- スマホ・タブレット・パソコンを寝る前に見ない
- 寝る前は本を読んだりリラックスできる音楽を聴く
- 睡眠日記をつける
- 昼寝をしない
名古屋工業大学 大学院工学研究科教授 粥川佑平先生 による不眠症と生活習慣病
生活習慣病と不眠症の関係
- Ⅱ型糖尿病の方は、睡眠障害になりやすい
- 睡眠障害が 糖尿病を悪化させる。
- 睡眠障害を治すことにより糖尿病が治る
- 肥満の元が不眠であるデータがある
- 睡眠障害のある人と高血圧の発症率が高まる。
- 不眠が高血圧の発症要因・増悪因子
- 睡眠障害が 糖尿病を悪化させる。
- 寝る前に睡眠薬を飲んでいると睡眠関連摂食障害の人は、毎晩夜中に起きあ出して何か食べてしまう。翌朝になると覚えていない。
鍼灸治療は、副作用がないので不眠症がある方にもおすすめできます。
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